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    なんでもない日の贈り物 – スカーフの巻き方本

    ある日、夫から本をもらいました。

    「本屋さんで、すごくいい本を見つけたんだ!」と言って嬉しそうな夫。

    開いてみると、それはスカートの巻き方を紹介した本でした。

    「すごいよね!こんなにいろんな巻き方があるんだね。」と、「世紀の大発見!」をしたかのような夫。

    でもこれって女性にとっては、さらに40年以上も女性をやってきている身としては、特に新しい情報でもなく。。。

    10代の頃「スカーフの巻き方」は、新しい情報でした。

    あの頃の私にとって、「スカーフ」は「大人の女性の象徴」のような存在。

    そのスカーフの巻き方特集を雑誌で見て、見よう見まねで首に巻いてみたものの、鏡で見たそのなんともチグハグな「全く似合っていませんよ」という感じに、とてもじゃないけどそのまま外出することはできず。

    夫から贈られた本を眺めながら、そんな若かりし日々を思い出していました。

    と同時に、「そっか。夫(男の人)にとっては、これは新しい情報なんだ」と、男女の違いにあらためて気付かされました。

    スカーフだけでなく、ショール(ストール)の巻き方も載っています。

    上の写真はベーシックな巻き方を紹介したものですが、ちょっと凝った感じのもあって、たまに試してみたりしています。

    スカーフのユニークな使い方の紹介も。

    私:「で、スカーフは???」「スカーフの巻き方本だけ贈られても…」

    夫:「ハッハッハァ~!」「だよね。そのうちね。やっぱりエルメス?」

    なんて冗談も。

    (知り合った頃は、夫が英語で言う冗談を、冗談とわからずに真剣にとらえてしまったり、もちろん私は冗談なんて言える余裕もなく。当時を思えば、英語での会話も少しは成長したなと思います。冗談は語学力だけでなく、相手との関係性(親密性)も関係したりしますが。)

    20代の頃にもらったり買ったりしたスカーフは、もうだいぶ処分して、残っているのは数枚。

    それもファッションとして使うのではなく、洋服を包んだり、服を着る時のフェイスカバーとして使ったり、夜寝る時に顔周りに敷いたり。シルクなので季節を問わず肌触りが良くて気持ちが良いです。

    そんな風に使っていることもあり、洗濯機でガンガン洗っています。

    たまに首元に巻いてみたりするのですが、やっぱりどうもしっくりこなくて。

    スカーフをファッションアイテムとして使えるようになるまで、あと10~20年くらいかかる気がします。友人が首元に巻いているのを見ると「素敵だな」と思うのですが、自分ではどうも。。。

    表紙が布貼りされた美しい本なので、棚にしまわず、写真などと共に飾っています。

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