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    足羽川沿いなど、福井の街をお散歩 | 北陸旅行11日目(21)

    福井2泊目の旅館「香爐園」は、足羽川(あすわがわ)沿いにあったため、川沿いをお散歩しました。

    川沿いへの石の階段、見た目はすごくステキですが、

    けっこう急な階段です。

    ポツンと置かれたベンチ

    母のいる病院に届けものをした帰り道、気の早いコスモスが咲いていたことを思い出します。

    8月の終わりだったか、9月の初めだったか。

    色々と大変だった今年の夏は記憶があいまいで、どんな風に夏を過ごしたのか過ぎたのか、あまり覚えていません。

    歩いているうちに、日が暮れてきて空があかね色に。

    日下部太郎氏とウィリアム・エリオット・グリフィス氏の銅像。

    太郎さんは、1867年に海外留学のためアメリカに旅立つも、留学中に26歳の若さで病死。

    その後、太郎さんの先輩だったグリフィス氏が来日し、福井で理化学の教師として日本の若者を指導したそう。

    銅像に添えられた説明によると、グリフィスさんは太郎さんの「勉学態度を見て日本人の節度、勤勉さに心を動かされ、日本に興味もつようになった」とあります。

    太郎さんは若くして天国へ旅立ってしまったものの、彼の人生は、その後も影響を与え続けたのですね。

    旅館近くの「福井市グリフィス記念館」は修復工事中でした。

    グリフィス氏ら外国人教師の居住用として建てられた、明治初期の建物。

    だいぶ陽も落ちてきたところで、福井駅前のにぎやかな辺りへ方向を変えて進みます。

    街全体が夕焼け色に染まっていて、とってもきれいな景色でした。

    少し前まで18時台は明るかったのに、気がついたらすっかり夜。

    川沿いを歩いて旅館へ戻ろうと思いましたが、昼間とは感じが変わって、一人で歩くのはちょっと心細くなる雰囲気。

    街灯もひと気も少ないので、別の道を歩きました。

    知らない土地では、夜の訪れに気をつけないといけませんね。

    福井での2泊3日を終えて思ったことは「来て良かった」です。

    正直、1週間の金沢滞在を終えて福井駅に到着した時は「福井は1泊で良かったかな」と思いました。

    ファーストインプレッションで「何もなさそう」と思ってしまったのです。

    間違いだったのですが。

    福井の街を散歩したり、ホテルや旅館、カフェやレストランの人とお話ししたり。

    特別なことをせず、2泊を福井の街で過ごすうちに「来てよかったな」と思うようになりました。

    にぎやかで華やかな金沢と比べると、福井はグンと地味だと思います。

    でも、その地味さがいい。

    福井を人物に例えて言うなら「見た目控えめで凛としているけど、話すと実は温かい」そんな感じの印象を持ちました。

    1年半後に新幹線が通るそうですが、新幹線がきても、福井のこの良さは失われないで欲しいな。

    なんて、勝手な観光客の言葉ですね。今あるものを守りながら経済を回していくのは、大変ですよね。

    福井の街を歩いていると「おっ」と目を引くおしゃれな建物がチラホラ。

    この建物も気になったので近づいてみると、

    外壁に貼り付いていたのは、木箱でした。

    福井3日目の朝は、チェックアウト後に、駅前プロントで次の電車待ち。

    ここのプロントは、パソコン作業がしやすくて快適でした。

    プロントは久しぶりに利用しましたが、紙コップのデザイン、こんな感じなんですね。

    シンプルで好きですが、プロントって緑色のイメージ。

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