イギリス政府からの外出禁止令が出る前、3月19日から始めた外出自粛生活は4月2日で15日目を迎えました。1日の大半を家で過ごすようになってから、もう1ヶ月の半分が過ぎたのですね。

半月前はジムやレストランなど、街のお店屋さんはまだ普通に営業していたし、スーパーでの買い物も、棚から物は消え始めていたものの、入場制限などなく普通に入店できました。それを思うと、この2週間で街の様子はずいぶん変わったなと改めて思います。(ちなみに今はどのスーパーも入場制限を行なっていますが、どの棚も空っぽという状況はなくなりました)

前回の自粛生活日記更新後からの5日間(3月29日〜4月2日)は、日本を含めた世界中の新型ウイルスの状況をニュースで確認しつつ、日課となった朝のお散歩以外は家から出ることなく、スーパーへ買い物にも行かず、家で静かに過ごしました。

>> 新型ウイルス:ウイルスの怖さをあらためて考えさせられた日


3月30日、志村けんさんが新型コロナウイルスで亡くなったというニュースは、イギリスでも報道されていました。「このウイルスがなければ、もっと長く生きられたのかもしれない」と思うとせつない気持ちでいっぱいになります。

外出禁止令の例外の1つである1日1度の運動の際、外を歩いていると、マスク姿の人をちらほら見かけるようになりました。マスクをつけているのは、郵便や食品などの配達をしている人、自家用車の運転をしている人(恐らくスーパーなどに買い出しに行くのだと思います)、バスの乗客などです。

お散歩やランニングをしている時は、屋外ですし、向こうから人が来たら反対側の歩道に移動するなどして、お互い充分な距離を保てるように気をつけているので、マスクがなくても大丈夫そうです。

しかし買い物の時は、屋内で他人との距離がぐっと縮まるので、私たちも次回の買い物からはマスクを着用しようと話し合っています。

外出自粛生活で増えた、キッチンでの時間

外出自粛生活を始めた初日こそ、近くに住む家族の元を訪れましたが、それ以降、1日1回のお散歩と必要不可欠な買い物以外は、外出をせず家で過ごす生活が続いています。

少しずつ新しい生活にも慣れ、それなりに楽しんで毎日を過ごしてはいますが、その一方で単調というか同じような日々が続いてしまう面も。

そんな日々の中、彼と私にとって「何を食べるか」が今までより一層重大な感心事となってきています。幸いにも家で過ごす時間はたっぷりあるので、家にある食材で色んなものを作り、食べることを楽しんでいます。

ベトナム料理


ベトナム旅行を思い出して作った、鶏のフォー。

>> ベトナム初心者に易しいお店だった、フォー24(ベトナム旅行記 2)

ロシア料理


初めてボルシチも作ってみました。

大型スーパーの棚が空っぽになっているのを初めて目にした日、棚に残っているお肉を何でも良いからとカゴに入れた時に買ったラム肉。どう調理しようかと考えていましたが、日持ちするという理由で買ってきたビーツと合わせて、ロシア料理のボルシチを作ってみました。

「キューピー3分クッキング」のレシピを参考に、サワークリームはなかったので水切りヨーグルトにしたりと、食材は家にあるもので代用してアレンジしながら作りました。

>> 【外部サイト】ボルシチのレシピ キューピー3分クッキング


ラム肉は、レシピ通りにアクを丁寧に取り除きながらゆっくり煮たおかげか、柔らかくて臭みもなく、とてもおいしくできあがりました。

インド料理


またある日は、インドのカッテージチーズであるパニールをスパイスと共に炒め、


パニールとほうれん草のカレーを作りました。翌日も人に会うことはないし、ニンニクたっぷり入れました。


チャートというインドのストリートフードは、プレーンヨーグルトときゅうりやタマネギなどの小さく切った野菜を混ぜ、甘酸っぱいタマリンドソースや唐辛子で味付けしたら、ピーナッツなどのトッピングをのせて出来上がりです。私の好きなインド料理の1つです。


チキンカレーは、鶏肉(ドラムスティック)とタマネギ、トマト、ニンニクとショウガ、それに数種類のスパイスと塩を加えて煮込みました。油は、タマネギを炒める時に使っただけですので、あっさりして胃にもたれません。

インド料理を知れば知る程、意外にヘルシーなお料理が多いのだなと思わされます。レストランやテイクアウトのインド料理は、油っぽかったり辛すぎるものもありますが、家庭料理ではそんなこともなく身体に優しいと感じるのは、和食と同じですね。


このスパイスボックスは亡くなった義理の母が使っていたもので、インド料理に良く使うスパイスを収めてあります。

>> イギリスでの突然のお別れ

小籠包


台湾やシンガポールで生活していた頃、2人で良く小籠包を食べに行ったのですが、その頃を思い出して作ったスープたっぷりの小籠包です。


レシピは脇屋友詞シェフのものを参考にしましたが、とってもおいしかったです。

>> 【外部サイト】籠包(ショーロンポー) きょうの料理


スープをゼラチンで固めたものをざるで漉したり、皮を作ってのばしたり、少々手間はかかりますが、その価値はあるおいしさです。ティンタイフォンでお食事する時のように、たっぷりの針ショウガと共にいただきました。

ラーメンなどなど


ある日は、ラーメン。日本から買ってきたインスタントラーメンを調理しました。彼は日本のラーメンが大好きで、作るのは簡単なのにとても喜んでくれるので嬉しい限りです。自家製ラー油をたっぷりかけて。


ある日はたっぷりの蒸し野菜。この日のメインは今ロンドンで流行りの日本食の1つである、トンカツでした。


残ったトンカツは、翌日のお昼にカツサンドにして食べました。(イギリスのキャベツは日本のキャベツに比べて葉の厚みが3倍くらい?あり、食べ応えがあります)


たまにはジャンキーなものも作ってみたり。ちなみに、イギリスのマクドナルドは3月23日からテイクアウトも含めて全店舗休業しています。


朝食はたいてい同じような感じですが、たまに変化をつけて、この日はイングリッシュブレックファーストに。

時には失敗も


失敗もありました。キッチンにセモリナ粉があったのでこれを使ってピザ生地を作ろうと思い、ネット上で適当なレシピを見つけて強力粉の代わりにセモリナ粉を使ってみました。

お昼に作った生地に濡れ布巾をかぶせて冷蔵庫で寝かせておき、夕食時に取り出してみると、生地がものすごく固く全く柔軟性がありません。


彼にも手伝ってもらい、なんとか30センチ四方まで伸ばしましたが、好みの薄いピザ生地とはほど遠く。。。


キッチンガーデンから摘みたてのバジルは香りが良く、手作りトマトソースはおいしくできたので、結果としてはピザとして食べられたのですが、薄力粉や強力粉で作るいつものピザの方がずっと美味しかった。

>> 【外部サイト】Foodie(フーディー) 濃厚トマトソースのレシピ

セモリナ粉についてほとんど調べもせず、適当に使ってしまったのですから当然の結果ですね。まだたくさんセモリナ粉があるのでまた何か作ってみたいと思っているのですが、ネットで見ているとイースト菌や強力粉を必要とするレシピが多く、今は簡単に手に入りそうもありません。スーパーのオンラインショッピングは、配送待ちの長い列ができているというし。

「生パスタも良さそうだけど延ばすの大変そう」などなど、外出自粛生活を始めてから、食材の賞味期限を考えながら今日のメニューを考えたり、レシピを検索してみたり、キッチンに立ったり、お料理に費やす時間がとても増えました。

外出禁止令が緩和もしくは解除される日を待ち望みつつ、「今はお料理を楽しむ良い機会」と思い毎日を楽しんでいこうと思います。

2 コメント

  1. やっぱりお料理は良いですねぇ。私もお料理を作るのはこんなに凝った物はなかなか出来ないですが嫌いじゃないので、写真を見るだけでワクワクします。
    マスクは日本でもまだまだ購入出来なくて、日本では通勤電車はリスク高いし、次女からの希望もあり手づくりマスクを急遽作ることにしました。勿論それでウィルスを予防する事など出来ませんが何となく通勤電車でみんなマスクしてるのもあってしておくと安心するんです。
    表地はリネンで裏地はダブルガーゼの立体マスクです。マスクがこんな貴重になる時代が来るなんて思っても見ませんでした。
    しかしながらマスクでも手づくりするとなんか生地選びとか結構ワクワクするんです。
    これが不思議と。
    手づくりって何か不思議な力あると
    改めて思いました。こんな時だから、こんな時だからこそ!お料理やちょっとした身の回りのものも手仕事して楽しみたいですね。

    志村けんさんが亡くなられた時の職場のみんなの落胆の仕方は正直半端なかったです。しかし追悼番組を見てても涙ではなく笑えるんです。根っからの芸人ですね。そして私達日本人に首相や知事が発信するよりも誰よりも強い発信力てコロナウィルスの怖さを教えてくれました。最後まで感謝しかありません。ご冥福を心からお祈りいたします。

    • 食べてくれる人がいるので、お料理に時間を割く甲斐があります。こんな時ですしね。でも、1人ならお鍋1つでできる野菜スープとかそんなもので毎日済ませてしまいそうです 笑。

      私も数日中に立体マスクを作ろうと思っています。イギリスでは普段は全く見かけないマスク姿ですが、少しずつ見かけるようになってきましたし、どうしても行かざるを得ないスーパー用に作る予定です。

      ウイルスの感染を拡大させているのは、ウイルス自身ではなく人と言いますから、とにかく今はできるだけ移動を控えて、同居家族以外の人との接触を減らすことが大切ですものね。ニュースを見ていると気が滅入ってしまいますが、家でできる楽しみを見つけて気持ちは明るく過ごしたいですよね。

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