数年前に編んで以来、毎年冬になると活躍してくれている手編み靴下。編んだばかりの時はこんな感じでしたが、


使って洗濯を繰り返した今では、足首の部分は起毛してふわふわに。


足裏の部分は、編み上がりの頃より、目がぎゅっと詰まり、編み地がしっかりしました。



靴下のかかとに空いた穴


履き始めて2〜3年は何ともなかったのですが、最近寒くなり始めて数回履いた後に、靴下のかかと部分の毛糸が一部切れ始めていることに気がつきました。


編み地を広げてみると、数本の糸がかろうじて耐えて頑張ってくれていますが、これが切れてしまえば、大きな穴が開いてしまう状態。

そこで、少し前からやってみたいと思っていた、ダーニングで穴をふさいで靴下の強化をすることにしました。

参考にした、ダーニング本


今回初めてダーニングをするにあたり、『野口光の、ダーニングでリペアメイク』を主に参考にしました。たくさんの写真と共に、やり方が丁寧に書かれていて、とても分かりやすかったです。

尚、当記事はダーニングの方法をご紹介する記事ではなく、初めてのダーニング体験を紹介する記事です。ダーニングの詳しい方法については、上記のダーニング本などをご覧くださいね。

>> おすすめのダーニング本と、ダーニング用品

ダーニングマッシュルーム


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ダーニングをする際には、ダーニングマッシュルームという専用の器具を使用します。


こんな風に、穴の空いた箇所をダーニングマッシュルームにかぶせて使いますが、身近にあるもので代用もできます。


例えばこけし


中でも、頭の部分が平らなこけしダーニングには適しているそうですが、ちょうど家に頭の平らなこけしがあったので、今回はこれを使用しました。

他に身近な代用できるモノは、電球、ガチャガチャの丸いプラスチックケースなどがあります。



ダーニングに使用した糸


ダーニング専用糸もありますが、今回は、手持ちの毛糸を使用しました。

モヘア糸は強くてダーニングには最適ということなので、モヘア糸と中途半端に余っていたウール100%の毛糸です。

モヘア糸は、最近知り合いからいただきました。SIDARというイギリスの毛糸で、ロンドンの毛糸屋さんでは良く見かける、イギリスではお手頃な毛糸ブランドです。


ラベルを見るとアクリル49%、ビスコース27%、モヘア14%、ナイロン10%とあります。ウール毛糸だけでは耐久性に欠けるので、このモヘア糸とウール糸の2本取りにします。

いざ、ダーニング開始!

① ダーニング準備


靴下の穴の部分が、ちょうどこけしの頭の真ん中にくるようにして、靴下をこけしにかぶせ、こけしの首の辺りをゴムで固定。


靴下の毛糸の太さに合わせ、ダーニングする糸もモヘアとウール糸の2本取りで。

② タテ糸を刺す


穴の少し外側の目をすくって糸を引き、


縦にまっすぐ降りたところの目をすくいます。


この作業を繰り返して、穴をふさぎます。


糸を10センチほど残して切り、タテ糸の完了。けっこう、、かなり雑ですが、まあいいか。



③ ヨコ糸を渡す


糸をモヘアとピンクの糸の2本取りに替え、タテ糸のすぐ右横を1目すくって、そのままタテ糸の1本目をすくいます。


2本目は飛ばし、3本目はすくい、4本目はすくい、5本目は飛ばしを繰り返して、タテ糸を右から左へとすくっていきます。


糸を引いて、


こけし(ダーニングマッシュルーム)をひっくり返して、同様に右から左へヨコ糸を渡していきます。


ヨコ糸同士の間があかないように、爪や針でヨコ糸を詰めながら、ヨコ糸をタテ糸の端まで渡し、糸始末用に糸を10センチほど残して糸を切ります。ヨコ糸の完了。



④ 糸端を処理する


糸始末の方法に関しては、いくつかやり方があるようです。この辺は前述した本に詳しいので、チェックしてみてください。


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ダーニングした箇所に、アイロンのスチームをあてて糸をなじませたら、完成!

下手でもOKなのが、ダーニングの良いところ!?


ハハハ〜、、、我ながらへたくそ。全然規則正しくヨコ糸が渡ってないし。


アップで見るとアラが目立ちますが、引いてみれば、けっこうかわいい!?

ダーニングはボタンの付け方と同じで、教科書に掲載されている「正しいやり方」でなくても、「何となく刺していったらできちゃった」ということがほとんど。(中略)

どれも正確に忠実に従う必要はありません。「何となくやっているうちにできちゃった」くらいでいいのです。それを何度か繰り返してゆくうちに、そのステッチがあなたおオリジナルのダーニングステッチとなってゆくのです。

以上『野口光の、ダーニングでリペアメイク』より

著書で、野口さんもこうおっしゃっているし、下手でもそれなりにかわいく見えてしまうのが、ダーニングの良いところかと。


何より、やっぱり自分で手をかけたものは、それだけでなんだかかわいいと思えてしまいます。とりあえずやってみるだけなら、専用道具を用意する必要もないし。

楽しいダーニング初体験でした。

>> おすすめのダーニング本と、ダーニング用品

4 コメント

  1. まだ靴下も編めるレベルじゃないけど
    既にダーニングも興味があります。自分で作ったものを
    可愛く補修出来たら更に愛着がわくように思います。
    編み物を習いに行く時間の余裕もお金もちょっと厳しい私には
    ネットはかなり有難いです。
    今年は1玉~5玉で編む冬こものでこものを練習していきたいです。
    今表編みと裏編みだけのアームウォーマを作成しています。

    • ダーニングは、思っていた以上に簡単でした!(って、ちゃんと真面目にやっていないのに、そういってしまうのも問題あるかもしれませんが)

      手芸というより工作という感じでした。
      少しの毛糸と毛糸を通す針は必要ですが、ダーニングマッシュルームは家にあるもので代用できますし、気軽に楽しめるものだと思います。
      生地が薄くなっている靴下や、穴のあいた布があれば是非やってみてください。
      この後、ダーニング本やダーニング用品などについての記事もアップするつもりなので、よろしければ参考にしてください。

      やっぱり自分で手をかけたものは、愛おしいですね!

  2. うわーダーニング関係の記事楽しみにしています。
    あと何げにウォーグの通信講座の最後に提出されるものも実は
    ずっと前から楽しみにしてるんです。ローワンの糸で多分編まれ
    てるんですね??流石です。いやあ私じゃ絶対ビビってむりです(笑)
    生まれも育ちも私は大阪で
    あまり寒くない(むしろ暑いんですが)それでも手編みは楽しいです。

    • ヴォーグの最終課題「ずっと前から楽しみにしてる」なんて言っていただけて、とっても嬉しいです。実は編み終えたばかりなので、近々またアップしますね。
      おっしゃる通り、ローワンの糸で編みました。良い糸は、編んでいて手に心地良いです。

      大阪は冬も暖かいんですね。うらやましいです。
      数年前にシンガポールに住んでいた時、わたしも暑い中で編み物を楽しんでいました。気温30度前後のテラス席では、いくら良質な毛糸でも、ウールの糸が手に心地よいとは全く感じられませんでしたが 笑

      手編み楽しいですよね!同じ気持ちを共有できて嬉しいです。

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