三井ガーデンホテル金沢にチェックインした後、お部屋で買っておいたヨーグルトやサンドイッチで小腹を満たし、お散歩へ。

ホテルから歩いて5~6分すると見えてきた、赤色が目を引く神社。
金沢というと尾山神社が有名ですが、こちらは尾崎神社です。
なんて物知り顔で言っていますが、後から調べた情報です 笑。
今回の旅は、計画なし、変更おお有り、事前調べなしの行き当たりばったり旅です。
そのためホテルにチェックインして、周辺をお散歩し、気になる場所で足を止めて、知りたければ後で何だったか知らべる。そんな感じで動いています。

ところどころ剥げていますが、漆が塗られた贅沢なつくりの神社

≫ 参考外部サイト https://www.travel.co.jp/guide/article/12587/

お堀(大手掘)に出くわしました。
「廃藩置県後、次々と埋め立てられた金沢城の堀の中で、今なお唯一残っている」堀だそうです。(引用元)

木の根がすごい

お堀を抜けてすぐの黒門前緑地。
「官舎の一部と、その土塀を廻らす屋敷構えを保存するとともに、アドレナリン、タカジアスターゼの創製で世界的に知られる高峰譲吉博士ゆかりの家屋を移築し、公園として整備したもの」(引用元)
お屋敷とお庭をサクッと拝見。

どこかでおしゃべりしたボランティアガイドの方も言っておられましたが、
「金沢は空襲がなかったから」、古い建物がこうして今も残っているんですね。

でも「空襲がなかったから」だけでなく、そうして運良く助かった古い建物が現存して今も現役で使われているのは、金沢の人たちの努力の結果ですよね。
新しいものを作り出すのも大変な仕事ですが、その逆も、また(時にはそれ以上に)大変な仕事だと思います。

浅野川にかかる浅野川大橋。
(近江市場エリアから)この橋を渡って右に曲がると、東茶屋街です。

きれいなうろこ雲。
10月初めというのに、半袖でも汗ばむ陽気の日でしたが、空はすっかり秋模様です。

東茶屋街に到着。

私が金沢を訪れたのは、全国旅行支援が始まる前であり、入国制限撤廃前でもありました。
金沢の街は静かで空いているように感じましたが、ここ東茶屋街では少し観光客を見かけました。(もちろん、私もその観光客の風景の1人です)

東茶屋街は、東急ホテルの方がおっしゃ通り、見応えがある一定の大きさのあるエリアでした。
私は、どちらかというと西茶屋街のこじんまりとした雰囲気が好きだなと感じました。
西茶屋街はとても小さな茶屋街でしたが、その周りの寺院群など、あの一帯はまた歩きたいな。

東茶屋街を抜けて歩くと、見えてきたのは、宇多須神社。
≫ 参考外部サイト https://www.kanazawa-kankoukyoukai.or.jp/spot/detail_10018.html


なんとなくホテルの方向に向かいつつ、ブラブラと歩きます。

犬を連れて夕方のお散歩をする地元の人たちに混じり、浅野川沿いを歩きました。
木造の「梅ノ橋」を渡って反対側へ。
(調べたら、この橋は「木造風」の橋だそうで、木造ではないようです )
参考外部サイト https://www.kanazawa-kankoukyoukai.or.jp/spot/detail_10025.html
橋を渡ると、お料理屋さんなどが並ぶ主計町茶屋街(かずえまちちゃやがい)。
写真を撮っていなかったのですが、雰囲気のある素敵な街でした。

梅ノ橋から見る浅野川大橋。
この写真を見ていて、思いだしました。
浅野川沿いを歩き、梅ノ橋を渡りながら、母の闘病の日々を思い出し、涙ぐみながら歩いていたんだった。

近江市場を抜けて、今夜のホテルへ。

商いの終わった市場。
「普段にぎわっている場所が、静かな時間帯に、その場所を歩く」というのが好きです。
私は新潟育ちですが、母の実家は東京です。
そのため子どもの頃は、年末になると祖父母の家(母の実家)へ行き、お正月は東京で過ごしました。
ある年の年末は忙しかったのか、1月1日早朝の新幹線で、新潟から東京へ。
元旦9時前、東京駅に到着しました。
まだ小学校低学年だったと思いますが、その時に東京駅を背に見た、シーンと静まりかった丸の内の景色を今も覚えています。
そして、なぜか誰もいない丸の内のオフィス街を 少し歩きました。
それがとっても楽しくて。ディズニーランドよりもずっと楽しかったのです。
きっとその体験の影響で、今も「普段にぎわっている場所が、静かな時間帯に、その場所を歩く」ことが好きなのかな、と思っています。

翌朝は、この近江市場でランチをいただきました。