6泊の金沢滞在で「行きたいところは行った」と先日書きましたが、一箇所行っていない場所がありました。長町武家屋敷跡界隈です。
でも、すでに繁華街は離れて駅前のホテルに泊まっているし、(といっても金沢駅と繁華街は歩いても行ける距離ですが)、「無理して今回行くこともないか」「また今度来た時にしよう」と思っていました。
そう思いながらも、やっぱりなんか気になる。
母を看取ったことで、「次はないかもしれない」「今できることは今しよう」「今したいと思ったことは今しよう」と、思うようになりました。

…ということで、駅前のホテルから歩いて長町武家屋敷跡界隈へ。
3連休中で「人が多いかも」と思ったので、午前中の早い時間に向かいました。

それほど歩かないうちに、案内板に出会いました。

こうして歩いていると「金沢は、こじんまりとした街だな」と感じます。

大野庄用水。金沢城築城に活躍したこの用水は長さが10キロほどあり、ホタルが見られることもあるそうです。






金沢市足軽資料館

金沢に残されていた2軒の足軽屋敷を移築したもので、屋敷の中に入ってその様子を見ることができます。

加賀藩の足軽は、(他の地域の多くの足軽が住んでいた)長屋ではなく、庭付き一戸建てに住んでいたそうです。
今で言う福利厚生が良かったのですね。

武家屋敷跡界隈を出て、来た道とは違う道を歩きながら、金沢駅方面へ戻ります。

行ってみてわかったのですが武家屋敷跡界隈は、金沢初日に宿泊した金沢東急ホテルのすぐ近くでした。
「こんなことなら、初日にプラッと来ればよかった」と思いましたが、あの時はわかりませんでした。
今こうして悔しがれるのは、少しだけ金沢の地図が読めるようになったという証拠。
ちょっと賢くなれたことを喜ぶことにします。

確か図書館と看板があったと思うのですが、素敵な図書館です。


鞍月用水。

だいぶ駅近くまで戻ってきたところで、立派なお寺。

専光寺
専光寺




どちらかというと、自然の風景よりも人間が作ったものを見るのが好きです。
以前は(なぜか)、そのことを口にしづらいと感じていました。
なんとなく「大自然っていいよね」と言う方が、良いような気がしていたのです。

もちろん自然も好きなのですが、建築物や工芸品など人間が作ったものを見る方が好き。
だから旅もどちらかというと、都市に滞在する方が好きです。
そういう人もいるか。と思うようになってから、堂々と言えるようになりました。
一度そうなると「前はどうして、そう口にすることを躊躇していたんだろう」と思うのですが。

金沢駅前〜長町武家屋敷跡〜金沢駅前、楽しい朝のお散歩となりました。
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