私の夫は、英語を第一言語とし、日本語をほぼ全くと言っていいほど理解しない外国人です。そんな夫と生活するために、英語は生きていくための必要技術。
私が夫と出会った12年前の英語は、今考えると「良くコミュニケーション取れていたな」というレベル。(「愛があればなんとやら」で、それでも何とかなるものです)
そこから、自分なりにけっこうがんばって努力を重ねました。
だんだんと、ストレスなく自分の言いたいことを相手に伝えられるようになり、相手の言っていることが理解できるようになっていきました。
そうなるまで、4〜5年はかかったように思います。
その頃には「だいぶ流暢に話せるようになったね」と周囲に言われるようになり、英語で夢を見て、寝言も英語で言うようになっていました。

そこからが、良くなかった。
「良くなかった」というのは、そこで手をゆるめずに、積極的な英語学習を続けるべきだったのに、だらけてしまいました。
相手とちゃんと会話ができてしまうようになったので、英語学習の優先順位が下がってしまったのです。

全くさぼっていたわけではありません。
NHKのラジオ講座をやったり、テキストを買って勉強したり、英語の小説を買ってみたり。でも、どれも楽しくなくて続かない。
テキストは、買って途中で放り投げてしまったことは何度も。昨年のテキストはちゃんとやり終えましたが、その後「他のテキストをやろう」とはなりませんでした。
英語の小説は、ちゃんと読めれば楽しいはずなのですが、自分の英語レベルがその本と合っていないと「物語を楽しむ」より「辞書を片手に暗号文を解く」ようなことになってしまいます。(←それでなんど失敗&落胆したか)

逆に、7〜8年続けられていることもあります。それが、英語サウンド+日本語字幕で観る映画やドラマ、ドキュメンタリー。
日本とイギリスを行き来する生活が始まった2014年以降、「日本にいる間、耳が英語を忘れないように」と思って始めました。
当初は欲ばって「英語サウンド+英語字幕」で観始めたのですが、物語についていけない。
(映画館では、事前にあらすじを把握しておけば、英語字幕でも割と理解できます。映画に集中するからだと思います。)
ついていこうとすると、キッズ向けの番組にせざるを得ず(それでも当時は物語を追えず)、自分が本当に観たいものは観られず。
それなら欲ばらずに「英語を聴き流すだけでもいいや」と思って日本語字幕にしたら、うまくいきました。

当初は「英語サウンドの番組」(登場人物が英語を話す番組)に限定していたので、ほぼアメリカかイギリスのものばかり観ていました。
途中から「英語吹き替えにすればいいんだ」と気がつき、フランスやスペイン、イタリアなどのヨーロッパ、南米や中東の映画なども「英語吹き替え+日本語字幕」で観るようになり、番組の選択肢がぐんと広がりました。
今でも「映画などの娯楽動画は、英語が聞けなければ見ない」と決めています。
「英語サウンド+英語字幕」に比べると英語の成長スピードはぐっと遅いでしょうが、「英語サウンド+日本語字幕」も地味に続けていると、確実に効果はあります。動画で覚えた単語やフレーズもけっこうありますし。

動画で英語を聞くのは、小さな子どもが日々の生活で周囲の人の言葉を聞いたり、絵本を読んでもらっているのと、似たようなものかなと思っています。
英語を聞く練習はできているのに比べて、英語を読む練習ができておらず、それは私にとって長い間の課題でした。それが最近、なんとか前に進めそうな気がしています。
今年に入り英語でニュースを読み始め、今のところ、ストレスなく続けられています。
具体的には、日本でも日本語ニュースアプリとして使われている「SmartNews」の設定を「インターナショナル」にして使っています。

自分で決めたルールは「毎日ニュースをチェック」すれば「タイトルをざっと一覧するだけでもOK」という、自分に甘く優しいもの。
それだけでも、リーディングに関してはほぼ何もしてこなかった今までに比べれば、大きな進歩です。
でも今のところは、タイトルだけでなく、毎日数記事はクリックして詳細を読むことができています。
冒頭を読んで興味を持てなかったり、難しすぎて理解できない時は、すぐに記事から離れます。
ここで無理して最後まで読もうとしたり、辞書を多用してしまうと「英語=勉強」になってしまい、続かないのです。(あくまでも私の場合です)
ただ正直「スマートニュース」アプリには、あまり満足していません。表示される記事で、興味をひかれるものがそれほど多くなくて。
そこで「スマートニュース」を使いつつ、以前使っていた「Feedly(フィードリー、RSSリーダー)」をまた使い始めました。
気に入った英語ニュースサイトや、英語ブログを見つけては、少しずつFeedlyに足していっています。

この「英語記事を読む」ことをしばらく続けられて、「英語を読む筋肉」がついたら、あらためて英語の本にチャレンジしたいなと思っています。
英語の本を読むことは、台湾留学中から今まで(12年間ちょっと!)、何度も挑戦してそのたびに失敗に終わっているので、再チャレンジにはかなり慎重です。
レベルを落として絵本や子ども向けの本を読んでみたりしましたが、それは読みたい本ではなく「英語学習のために読む本」だったので、やはり楽しくなくて続きませんでした。日本語で読んだことのある「英語翻訳本」や、英語学習者のための「英語小説」も、同様に楽しめず。
普通の英語スピーカーが読む「普通の英語本」を、日本語の本を読むように、ストレスなく普通に読みたいのです。それができるようになれば「今後の人生で読める本の選択肢がぐんと広がる」と思うと、ワクワクします。
再挑戦は年内になるか、来年になるか、それ以降になるか・・・わかりませんが、自分にプレッシャーを与えすぎずに、まずは「英語ニュースをチェックすること」を毎日続けていきます。
仔馬さんへ
大人の学びなおし本当に参考になりました。
ぶっちゃけ日本では英語は必要ではなく、ビジネスも他の娯楽も学習も
全て日本語で完結できるのでやはり英語が不得意なんでしょうねエ。
ある一定の人意外は。他の国では母語で高等教育が受けれない国など沢山あるらしく
結果的に英語をやらざる終えないって事らしいです。明治時代に海外から入ってきた言葉を
日本語に必死で置き換えた人達がいて今我々は母語で高等教育を受けれるらしい。
テレビの受け売りですが。
が、英語を出来るようになると圧倒的に世界が広がるのもこれまた事実。
私の今からの年齢で何が出来るかわからないけれど一生学びと思い頑張りたいと思います。
自分に合った勉強の仕方を今ああでもないこうでもないと試行錯誤しています。
まず小さめ目標は次女の旦那様と片言で良いので英語でコミュニケーション取るのが目標です。
10年日記の今頃見てると小学生の基礎英語のテキストを
まだやってたらしいから音読だけでもラジオ英会話を続ける事が出来たのは
結構な自信になりました。今年中に簡単な検定試験を受けたいなあと思っています。
pianomamaさん、こんにちは。
おっしゃる通りですね、日本にいれば日本語だけで事足りてしまいますものね。
でも、英語ができると世界が広がるのも、おっしゃる通りこれまた事実。
世界が広がれば、人生の選択肢も増えますしね。
それに「多言語を話す人は、1つの言語を話す人に比べてボケにくい」という記事を読んだことがあります。言語学習は脳にも良さそうですね。
10年日記、続けていらっしゃるんですね!私はダメでした。。。続きませんでした。以前pianomamaさんに「アプリを使ってみたら?」というアドバイスもいただきましたよね。それも試してみたのですが、やっぱり続けられませんでした。私には、不定期更新になってしまっても、やっぱりこの場所(ブログ)があっているようです。
ラジオ英会話の継続、すごいです!。NHKの英会話講座って始めるハードルは低いですが、続けるのは難しいですよね。1年続けられる人ってどれだけいるんだろうと思います。pianomamaさんがんばってますね。私もゆるく長くがんばります。