母の 入院中の荷物の中から出てきた 1冊の本。
本というより、雑誌のような書籍です。

内田 彩仍さんの『いとおしむ暮らし』。
カバーは私が取ってしまったのですが、↓こんな感じです。

おそらく母が入院中、病院内の売店で購入したのだと思います。
(どなたかにいただいた可能性もありますが、たぶん自分で買ったのだと思っています)

この本は、だいぶ前に見つけ「読もう」と思っていたのですが、
母の入退院サポートや在宅介護など、バタバタの日々の中、なかなか読めずにいました。
ホスピスから、危篤の連絡で「泊まりの準備をしてきてください」と言われた時には、この本を荷物に入れました。
「少しでも、母とゆっくり過ごせる時間があれば、母のそばで読みたい」と思って。
あまりたくさんは読めなかったものの(本に集中できなかったので)、数ページは母のベッドの横で読むことができました。

母は最後の1年、入退院を繰りかえしていました。
今年に入ってからでも、亡くなるまでの8ヶ月ちょっとで5~6回。
ホスピスを含め、最後の3回の入院では身体の自由が効きませんでした。
それを考えると 買ったのは4月かな?
その頃、母はまだ自分で歩けていたので、点滴の器械をカラカラと転がしながら、売店でお買い物をしたのだと思います。

売店で、本をパラパラとめくって。
どんな思いでこの本を買ったのかな。

この本を読んで、その日から自分の生活に取り入れていることがあります。
それが、マウスウォッシュでのうがい。
私が診ていただいている歯医者さんも、歯医者さんである義兄も、マウスウォッシュは「使っても使わなくてどちらでも良い」と言います。
つまりマウスウォッシュは「使わなくても良い」と私はとらえていて、普段使っていません。
この本では、マウスウォッシュでのうがいについて、このように書いています。
「朝、トイレ掃除をしている間じゅう、ぶくぶくしていると、一分間ほどで顎が疲れてきます。
そんなふうに、日に何度か、何かのついでにうがいをするうちに、顎のラインがすっきり見えるようになった気がします。
”顔の引き締め体操”は、なかなかできないけれど、これはついでだから続けやすく、新しい習慣になりました。」
実は、私も「顔の引き締め体操」はなかなか続けられません。
突然思い立って、始めてみたりするものの、2日と続かず。
そのため、この箇所を読んで「これは良さそう!」と、早速やってみることに。

たまたま本で紹介されていたの同じマウスウォッシュ「コンクール」の在庫が、家にありました。
このマウスウォッシュは、濃縮タイプで、コップのお水に数滴垂らして使います。
よくあるマウスウォッシュは、そのまま使えて便利ですが、重たくかさばります。
移動の多い生活を送るには、このコンパクトさが使いやすい。
たまにブクブクし忘れることもありますが、すでに2週間以上続けられています。
顎のラインの変化はまだわかりませんが、ブクブクしている後半は顎の疲れを感じるので、効果はありそう。
とりあえずこの1本を使い切るまで、続けてみようと思っています。