3年ぶりに、イギリスで迎えた今年のお誕生日。
サプライズ好きな夫は、お付き合いしていた頃から毎年色々と考えて用意してくれるのですが、最近は夫の様子を見つつ、こちらから「ヒント」というか「リクエスト」を出すことも。
今年は、お誕生日の数日前に「生ガキが食べたい」とリクエストしていました。

お誕生日当日、だいたいの場所は教えてくれたものの、どこのレストランを予約してくれたかは「お楽しみ」と教えてくれません。
レストランまでの道を歩きながら、ふと写真中央に写っているビルを指さし「あの新しいビル素敵だね。ホテルかなぁ」と、夫に話しかけました。

さらに「見て、1番上にレストランっぽいのがある!良さそうだね。」と話しかけるものの、
夫は「ほんとだ。」と、なんだかそっけない返事。
実は、夫が予約していたレストランは、まさに私が指差したルーフトップレストランでした。
夫はそっけない返事をしながら、心の中でひそかにガッツポーズをしていたらしい 笑

「新しい素敵なビル」と思った建物は、The Hoxton (ホクストン)というホテルでした。
欧米に展開しているホテルで、今回訪れたのは、ロンドンにある複数のホテルのうちのSouthwork。
サウスバンク(テムズ川沿い南)に近く、ロンドンの中心部にあります。
≫ The Hoxton Southwark(ホテル公式)

1階にもレストランがあり、こちらは暗めの照明で落ち着いた雰囲気。
私たちが今回お食事をしたのは、ビル最上階にあるルーフトップレストラン「SEABIRD」です。
≫ Rooftop Restaurant in Southwark, London(レストラン公式)
お誕生日ディナー

テムズ川をのぞめる、コーナー席へ。

乾杯は、予約時に夫が注文しておいたシャンパンカクテルで。
シャンパンにブランデーをあわせたもので、ブランデーが苦手な夫は、一口飲んで「これは飲めない」と 笑
私は、始めはおいしくいただいていたのですが、グラスの底にある甘酸っぱい香りのする砂糖が溶けるにつれ、甘さが増してきて途中ギブアップ。
出会って13年以上。自分の好みも私の好みもわかっているはずなのに、夫はなぜこれを選んだ。。。(そんなこともあるか)

夫はシャンパンカクテルをマティーニに替えて、あらためて乾杯。

生ガキはシェフおすすめ5種類の盛り合わせを。4種類がアイルランド、1種類がイギリス産です。
上のレモンを起点に、時計回りに「塩辛い」→「甘め」と並べられており「塩辛い方から時計回りに食べる」ことを勧められました。

↑備忘録として残したメモ。左の数字は、お互いの「好みだった味」の順番です。

パプリカとローズマリーソルトがかかった「triple cooked chips (3度上げフライドポテト)」
(イギリスではフライドポテトをchips「チップス」、ポテトチップスをcrisp「クリスプ」と言います)

想像とは違ったルックスだったので、運ばれてきてちょっと驚いた「Octopus Roll(タコ・ロール)」。
バターと卵がたっぷり使われたリッチな味のブリオッシュに、タコの足がはさまれていて、上に赤玉ねぎのピクルスとアイオリソースのトッピング。
ホットドックの「タコバージョン」みたいな感じでしょうか。軽いスモーク臭のするタコの足は、とても柔らかくて美味しかったです。

メインは「Cornish Mussels(ムール貝)」に、「Sourdough(サワドーブレッド)」。
アンチョビとハーブバターが使われたムール貝のソースが濃厚で絶品でした。(そのソースがおいしかったせいで、サワドーに添えられていた蟹バターを味見するのを忘れた 泣)

デザートには、「Margarita Chocolate Mousse(マルゲリータ・チョコレート・ムース)と、お店からのプレゼントで「Happy Birthday」プレートが飾られたシャーベット。
注文した夫によると、チョコレートムースには、お酒(テキーラとコアントロー)が使われているとのこと。
最初のシャンパンカクテルですでに良い気分になっていた私は、チョコレートムースを口に入れてもお酒の味を感じられず。
「言われてみれば、苦さを感じる。これアルコールの苦さ?」という感じでしたが、おいしい大人のデザートでした。

音がして上を見ると、飛行機がかなり近くを飛んでいました。東京も数年前から地上近くを飛ぶ飛行機を見かけるようになりましたよね。
Rooftop Restaurant「SEABIRD」の写真
テラス席
ロンドンはこの時期、夜の9時前まで明るいので、ディナータイムでもテラス席から日中の風景を楽しめます。




屋内








来年は、どこでどんなお誕生日かな。