晩年ってでもいったいいつなんだろう、と思ったのよ、もし五十歳で死ぬとしたら、今まさに晩年じゃないの!

寺地はるなさんの『みちづれはいても、ひとり』の中に出てくる一文です。



『みちづれはいても、ひとり』

今は職を探している弓子39歳と独身で休職中の楓41歳。仕事もない、男ともうまくいかない二人が、行き場のない思いを抱え旅に出る。40女のロードノベル。(引用元

いわゆる “ダメンズ” なアラフォー女性の物語で、疲れて眠る前でも、さらっと楽しく読める一冊です。


この本の中に出てきた、ある文章が心に留まりました。

それが冒頭にご紹介した『晩年ってでもいったいいつなんだろう、と思ったのよ、もし五十歳で死ぬとしたら、今まさに晩年じゃないの!』です。

その一文の少し前からご紹介すると、

光恵さんがリボン刺繍をはじめたのは意外にも遅く、四十五歳で夫に先立たれてからのことだそうだ。 お葬式の最中にね、やろうと思ったの、と光恵さんは言っていた。 ほんとうは晩年の楽しみにとっておこうと考えていたのだけど、晩年ってでもいったいいつなんだろう、と思ったのよ、もし五十歳で死ぬとしたら、今まさに晩年じゃないの!ってね。

わたしの晩年っていつ?


「晩年」という言葉に触れた時、自然とイメージするのは、この写真のような、手にシワが寄ってくるような年齢の頃だと思います。


バナナで言うとこんな感じ 笑

でも人の晩年って、人それぞれ違って、本当はみんながみんなシワの寄る年なわけじゃない。自分の晩年がいつかなんて、わからないんですよね。

なのに勝手に、自分の晩年は「高齢者」または「後期高齢者」と呼ばれる頃と思い込んでいる。


私の友人の1人は、20代半ばで不幸な事故により命を落としました。彼女の晩年は20代前半だったんですよね。

自分の晩年がいつかわからないと知れば、「楽しみを晩年にとっておく」なんてもったいない。

かといって現実問題、身体が動くうちは色々と役割もあって、忙しかったりするけれど、、、たとえ100%できなくても、楽しみのうち20%でも30%でも、1日5分でも、その「楽しみ」に触れることができれば、人生もっと楽しくなるかもしれない。

もし今日が人生最後の日だとしたら?

スティーブ・ジョブズの名言として有名なこの一節も、おなじようなことを 私たちに伝えてくれています。
『 If today were the last day of my life, would I want to do what I am about to do today? 』(もし今日が人生最後の日だとしたら、今やろうとしていることは 本当に自分のやりたいことだろうか?)

でもついつい忘れちゃうんですよね、私のような凡人は。

また忘れちゃうかもしれないけれど「今が晩年かもしれない」と思って、日々楽しく暮らしたいと思います。





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