自由気ままな一人旅。
前回も書きましたが、しばらく東京でゆっくりしようと思っていた予定を急遽変更。
以前から行ってみたかった、金沢へ行くことに。
一度新幹線を予約したものの「これから新幹線に乗ると、金沢のホテルにチェックインするのは夜遅く。それなら深夜バスで行ってみようかな」と思い直し、新幹線をキャンセルして、金沢行きのバスを探しました。
以前利用したことのあるWILLER(ウィラー)で見てみると、バスタ新宿発の便で、金沢のあとに「和倉温泉」まで行くバスがあります。
一休.comで宿を調べてみたら、一軒だけ予約できる宿があったので、まずは宿を予約してからバスのチケットを購入しました。
こうして一人旅最初の目的地は決定。
(恥ずかしながら)これまで名前も知らなかった「和倉温泉」です。

夫を成田空港へ送り出した後、新宿へ。
22時バスタ新宿発のバスまで少し時間があったので、近くのスタバでブログ更新。

「今頃、銀座のホテルでゆっくりしてるはずだったのに」と思うと、ここにいるのが不思議な感じです。

休憩は3回ほどあったようですが、最初の2回はぐっすり寝ていて気が付かず。
最後の休憩時は「最後のトイレ休憩です」との車内アナウンスがあったため、目が覚めました。
エコノミー症候群防止のためにも、車外へ。
朝の4時、まだ真っ暗ですね。

「有磯海(ありそうみ)」というのがどこなのか、わかりませんでしたが「富山県のようだと」、売店のケロリンコーナーを見て分かりました。

金沢駅で多くの人がバスを降り、乗客は私だけに。
金沢駅からしばらく走ると、のどかな田園風景が広がります。

能登半島に入ると、しばらく海岸沿いを走ります。
バスを予約する時、席を左側にするか右側にするか迷ったのですが、車窓から海を見たいなら「左側の席」がおすすめです。
(私は右側の席でしたが、乗客が他にいなかったので、海を見るため一時的に左側の席に移りました)

朝7時10分、和倉温泉駅前に到着。
9時間という深夜バスでの移動、実はかなり不安でしたが、6時間以上ぐっすり眠ることができました。
運転手さんも親切で、思った以上に快適な移動でした。
すでに駅前で待っていてくれたお迎えの車に乗って、今夜の宿へ。

朝7時台ですから、チェックインまでたっぷり時間があります。
旅館のラウンジで編み物などをしながら休憩した後で、温泉街にお散歩へ。

小さな温泉街ですが、お寺がたくさんあり、楽しいお散歩となりました。
10月になったというのに、夏のように暑い日でしたが、気の早い葉っぱが既に色づき始めていました。


「和倉温泉最古の数寄屋造建造物」という「渡月庵」。
今度、夫と泊まってみたいな。
奥に見える背の高い建物は、加賀屋です。

旅館でもらったパンフレットに「七福神 福々めぐり」というスタンプラリーのようなものがありました。
こういうの、いつもはやることはないのですが、1人だし時間もあるし、やってみることに。

「普段やらないこと」、やってみて良かったです。
このスタンプラリーのおかげで、和倉温泉にあるお寺を巡ることができました。
1人でぶらぶらしているだけだったら、全てを廻ることはできていなかったと思います。

この上に紙を乗せて、こすると、七福神の顔のシルエットが出てくる仕組み。


7つのお寺の中で、1番気に入ったのが、↑この青林寺。


旅館の人曰く、夜のライトアップもきれいだそうなので、次は夜に来てみたいです。

この階段を降りたところで、小学校終わりの低学年生に遭遇。
その中の男の子に「アンニョンハセヨ~」と声をかけられました 笑。

お寺巡りの後は、こちらのスーパーマーケットで、

卵を4つ購入。


温泉卵を作りました。

柔らかめが好きなので15分待って、引き上げます。
もうちょっと短め、12~13分でも良かったかな。
和倉温泉のお湯は塩気があり、その塩気もあって、最高においしい温泉卵でした。
和倉温泉滞在のハイライトが、この温泉卵だったというくらい、とってもおいしかった。

お散歩途中、海を眺めながら母が好きだった曲を聴き、母のことを思う時間もありました。
幸いにも「あれやこれをしてあげたかった」というような後悔は無いのですが、やっぱり寂しさはありますね。
時々、その寂しさが波のようにやってきます。