あるホテルでの朝、チェックアウトのためバタバタと荷造りをしていました。
AirPods Proはあるものの、それを入れていた小さなポーチが見当たりません。
あらためて部屋の中を見渡しても、忘れ物はなさそうだし「スーツケースかバッグの中に入っているだろう」と思い、とりあえずホテルを後にしました。
次のホテルで荷物を広げてみましたが、ありません。
どこにいったんだろう。。。

↑これが、なくなってしまったポーチです。
このポーチに使っている布は、もともとラフィアバッグの内袋につけたポケットでした。
台湾の永楽布業市場で購入した麻布で作り、イニシャルを手刺しゅうしました。
ラフィアバッグが古くなり解体した時に、刺しゅう部分だけ切り取って残しておいたものを、小さなポーチに仕立てたものです。
AirPodsを入れるにはちょっと大きいですが、使いやすくて気に入っていたのですが… まあ仕方ない。
カバーはなくても良いのですが、ないとバッグの中ですり傷だらけになりそうなので、作ることにしました。
冬本番を前に、大物(ウェア)を編む計画もあり、AirPodsカバーには、あまり時間をかけたくありません。
かぎ針でささっと編むことに。

毛糸は、手元にあったウール100の糸を使用。
市販のセーターをほどいた極細糸を4本どりにし、5号針で作り目40目。
最初の目に引き抜いて輪っかにし、立ち上がり1目を編み、あとは細編みでぐるぐるとひたすら編みます。

途中、AirPodsケースに着せてサイズ確認。

だいぶ編めてきました。

ぐるぐるとひたすら細編みをしていたら、眠たくなってきてしまい、寝っ転がりながら手を動かします。

最後の数段は、両脇で減目(2目一度)し、口がすこし狭くなるようにしました。

最終段は伏せ止めして、裏側で糸処理。
編み始めの段を毛糸針で閉じて、完成です。

AirPodsケースは、縦より横が長いので、出し入れする時は縦にして入れ、中に入れたら横にします。

毛糸は伸縮性があるし、すべりも良いので、スルスルッと動いてくれます。

毛糸のケースの口よりも、AirPodsケースの幅が広いので、逆さにしても出てきません。

シンプルすぎるから、ワッペンでもつけようかな。
しばらく使ってみて、毛糸が伸びてきたら、少しフェルト化させてもいいかなと思っています。