約2年間の闘病の末、母が旅立ってから5ヶ月半が経ちました。
「まだ半年足らずしか経っていないんだな」というのが、今の感想。
介護や亡くなった日のこと、直後のあれこれ。頭で思い出すそれらの体験は、もうずいぶん前のことのように感じます。
その一方で、母を亡くした喪失感は、半年前とあまり変わっていないように思います。
「一分一秒もらさず、常に母のことを考えている」というわけでは、ありません。
でも母のことを考えない日はなく、母が生きて元気だった頃よりも、母を思う時間は確実に増えました。
なんだかな。。。なんでしょうね、人間って。

母への喪失感、母を思う強さには波があり、この半年でパターンが見えてきました。
日中起きている時に、ふと母のことを思い出すのは、日常風景。朝起きて顔を洗ったり歯を磨くようなものです。
夜、夢に母が出てくることが続くと、母を思う感情の波が高まっているサイン。
1週間以上、毎晩母の夢を見ます。
そしてある日、爆発。
ドバイ滞在中にも、1度爆発しました。
母の夢を1週間ほど見続けていたある夜、それは突然やってきました。
翌朝、まぶたが重くて視界がせまく感じるほど、良く泣きました。
でも、そうやって泣いて感情を外に出してしまった翌朝の気持ちは、すっきり。
その後しばらくは、母の夢を連続して見ることもありません。

母を亡くしてすぐの頃は、この感情との付き合い方がよくわからずに、戸惑うこともありました。
今は「あっ、(感情の高波が)来たな。」と思った時は、その感情にふたをせず、自分が納得いくまで母のことを思い、母の写真を見返して、母が好きだった音楽を聴きます。
涙と一緒に感情を吐き出すようにしています。
波が来るのはいつも夜なので、泣き疲れてそのまま眠ります。
「今じゃないよ、お母さん。今は楽しくいたいから、今は出てこないで。」
「もう十分だよ。お母さんへの喪失感で十分苦しんでる。だから、少しの間そっとしておいて。」
こんなこと思っちゃいけないですよね。
でも、時々そんなことを思います。
母の夢から覚めてガバッと起きた朝、「あ~、お母さんは死んだんだ。」「(夢では辛そうだったけど)今はもう、辛い思いをしていないんだ。」と思い、安心すると同時に、どっと疲れを感じる朝が何日も続くと、そんな風に思っちゃったり。


ここ1週間ほど、母の夢を見る夜が続いています。
ドバイでの爆発から1ヶ月ほど経っているし、そろそろ来る頃かなぁ。と身構えながら過ごしています。
仔馬さんへ
お母様の闘病生活は2年ほどだったんですね。
私の母のドクターもそんな感じで言っていたんで多分そうなるんだろうな。
最近は毎週土曜日は母のマンションに行ってるし、そのほかの病院の付き添いも勿論で
それがなくなったらやはり結構な喪失感に襲われるんだろうなと
覚悟しています。介護疲れみたいなものも勿論かなりあるでしょうしねえ。
今は本当に気が張ってるって言うのが自分でもわかるくらいですから。
なんだかんだ少し気持ちが収まるまでに3年ぐらいかかりそうですね。
3回忌がきたらねとはよく言ったものです。
振り返ると、母が亡くなって1ヶ月は気が張っていて悲しむ余裕がなかったように思います。
亡くなってからの色々な事務的な処理などもありましたし。
2ヶ月目もまだ気が張っていて、3ヶ月目くらいから、本格的なと言うか、大きな喪失感を感じるようになりました。
私の周りの話を聞いていても、気持ちが落ち着くまでやはり2~3年はかかるようです。
あせらずゆっくり、この気持ちと上手につきあっていくのが良さそうです。
pianomamaさん、お母様の介護は精神的にも肉体的にも大変だと思いますが、休める時には自分を存分に甘やかして休んでくださいね。