ふと手に取ったシニア女性向けの雑誌『見た目の磨き方』に、作家の曽野綾子さんへのインタビュー記事がありました。
その記事内で、心にとまった言葉をご紹介します。
日本人はいつから、
こんなに損得に厳しい人ばかりになったんでしょう。
特になげかわしいのが、
試供品をもらったとか、
くじに当たったとか、
何かをタダでもらったと喜んでいる人。
本人は得をしたと思うのでしょうが、
あれほど恥ずかしいことはなかろうにと思います。
・
人に何かしてあげられる自分は恵まれているのです。
金銭的な話ばかりではありません。
労力でも時間でも知識でもいい。
「人のために何かできる」ことは幸せです。
『「見た目」の磨き方』
母の在宅介護が始まり、母との時間を持てる喜びを感じています。
(コロナのため入院中は、医師からの呼び出しなど特段の事情がない限り、
入院病棟には入れず、母にはなかなか会えませんでした)
一方で、介護する側の負担も少なくはありません。
自分の中に共存する「母を思う気持ち」と「現実的なこと」。
これは私だけではなく、在宅介護が始まったばかりの私たち家族全員に起きていることです、きっと。
そんな時だからですね。
上に引用した曽野綾子さんの言葉が、心にグッときました。