今回のドバイ旅行は「暮らすように過ごす」がテーマの1つでもあります。
前回のドバイでは移動にタクシーを使っていましたが、今回はメトロ(都市鉄道)に挑戦してみました。使ってみたら、ものすごく快適。
前回(2022年12月)のドバイでは、タクシー待ちの長い行列に並んだり、タクシーに乗れても渋滞で車が動かなかったりと、楽しくない経験をしました。
ドバイのメトロは、レッドラインとグリーンラインの2つの路線で運行されていて、シンプルでわかりやすい。駅も車両も新しくてきれいですし、滞在中これからどんどん使っていきたいと思います。
ドバイのsuica、nolカードを購入

まずは駅構内にあるチケットオフィス(みどりの窓口)へ。
「観光客である」ことを告げると、チャージ式交通カード「nolカード」(日本のsuica)には、次の3種類あることを教えてもらいました。

nolカードの種類
- レッドチケット – 10回まで繰り返しチャージ可能。乗車料金は他の2種類より割高。お得な1日乗車券もあり。カード発行代金はAED2(約70円)+初回乗車料金。
- シルバーカード – カード発行代金は、AED25(約875円)。うちAED19(約665円)は乗車料金として利用可能。
- ゴールドカード – 乗車料金は通常クラスの2倍だが「ゴールドクラス」の座席を利用できる。(全てAED1=35円で計算)
ドバイメトロ、ゴールドクラスに乗車



「チューインガム禁止」の注意書き。
台湾もそうだったなぁ。。。台北に住み始めたばかりの頃、そのルールを知っていたのについガムをかんでしまい、駅のホームで注意されたことを思い出しました。
ドバイでは、他にも居眠りや座席に足を乗せることなどが禁止されており、やってしまうと罰金だそうです。

立派な革張りのシングルシート、なるほどこれは快適です。

通勤客で混みあう時間帯、通常車両は混んでいましたが、ゴールドクラスの車両は空いていました。
通常クラスより運賃は上がりますが、もともと他の都市に比べて安いドバイの公共交通機関。(ドバイの平均乗車賃は1.10ドル、ニューヨークは2.80ドル、ロンドンは4ドルだそう。情報元 )
今のところ、混んでいる駅で混んでいる時間帯に乗り込んでも、ゴールドクラスでは座れています。運賃は余計にかかっても、実はお得な選択かもしれません。



(追記:2023年2月5日)
3週間のドバイ旅行中、ほぼ毎日メトロを利用しましたが、ゴールドクラスはとても良い選択だったと思います。
例えば平日or週末問わず混み合うBurj Khalifa/Dubai Mall駅や、平日の夕方から夜にかけて通勤ラッシュで混み合うBurJuman駅などは、混雑する時間帯、ゴールドクラスであっても混みます。そのため座れないこともありましたが、ギュウギュウ詰めということは1度もありませんでした。
そんな時、通常クラスであるシルバークラスは、時には東京の通勤ラッシュ並みの混雑でした。逆に「昼間(10時~16時くらい?)しか乗りません」という人であれば、その恩恵は得られないかもしれません。
美しい駅として知られる? BurJuman(ブルジュマン駅)

ドバイメトロの「グリーンライン」と「レッドライン」が交差する「BurJuman(ブルジュマン駅)」。
ドバイメトロで2番目に忙しい駅だそうです。(情報元)





まるで海の中を歩いているような駅構内。
イギリスSkyscannerによると「世界の美しい地下鉄トップ15」の堂々第5位!(情報元)

ちなみに台湾の台北駅(MRT)は、第4位。
「あれっ、そんなに特別美しい駅だったかな。。。」と思い出そうとしましたが「美しい駅」としての印象がない 苦笑。
住んでいたのはもう10年以上前なので、あれから変わったのかもしれませんね。


ちなみにこのオーナメントは「クラゲ」だそう。言われてみれば、そう見えなくもない。
ドバイでSIMカードを購入

ブルジュマン駅構内には、ドバイの2大通信業者「etisalat(エティサラート)」と「du(ドゥー)」の両方が入っています。

どちらからも話を聞き、私たちはエティサラートでSIMカードを購入しました。
私たちが購入したのは「Visitor Line 28days pack」。
次の条件のSIMカードで、AED48.99(約1715円)でした。
- データ2GB
- 通話30分込み
- エティサラート同士の通話は無料
- 有効期限30日
入国時に自動化ゲートを通った人は、有効期限が28日ではなく30日になるそう。
また「有効期限」はデータや通話のことで、30日を過ぎても、また支払いをすれば同じ番号を継続して使えるとのことでした。また次回ドバイに来た時にも同じSIMカードを使えるので便利ですね。
このSIMカードを買う時の店員さんの売り込みがすごくて、ちょっと引いてしまったほどでした。
私たちは、「観光客で万一の時に連絡が取り合えればいいので、1番安い通話SIMをください」と言ったのですが、
「1番安いのじゃあ絶対足りない。データは最低8GBは必要。」と、唾を飛ばす勢いで私たちを説得しにかかってきます。
これだけどこでもWi-Fiが使えるドバイで、8GBも必要とは到底思えません。
私たちも負けずに「8GBもいりません。1番安いのを下さい」と言い続け、ようやく購入できました。

一度SIMの種類を決めてしまうと、攻撃的だったアラブのお姉さんは立ち去り、契約の事務処理に当たってくれたのは若いアラブのお兄さん。
このお兄さんは私のパスポートを見ると「ジャパン!」と目を輝かせて満面の笑顔。
日本へはまだ行ったことがないものの、行きたくて仕方がないそう。
「SAKURAツリーを見るなら、いつ行けばいい?」と聞かれたり、日本の写真を見ながら話が盛り上がりました。
機内で出会ったロンドン留学中のタイ人学生しかり、日本にあこがれを持っている人は世界中にいて、そんな人たちと出会えるのは、日本人としてとっても嬉しいです。