明日はクリスマスイヴですね。
今年のクリスマスは日本で迎えますが、
日本へ発つ前、イギリスでもクリスマスを楽しんできました。
2022年ロンドンのクリスマスイルミネーションの様子をお届けします。
OXFORD STREET




SELFRIDGES の ショーウィンドウ

イギリスの老舗百貨店Selfridge(セルフリッジズ)。
(イギリスの、と言ってもオーナーは現在タイとオーストリアの合弁会社ですが)
ショーウィンドウの装飾が素敵で、このデパートの前を歩くのは、いつも楽しみです。
日本だと、松屋銀座の小さなショーウィンドウ(地上と地下共に)も、前を通るたびに楽しく見ています。








SOUTH MOLTON STREET


BOND STREET


REGENT STREET

イギリスのクリスマス

イギリスのクリスマス(25日)は、家族で過ごす日。
私がイギリスで初めてのクリスマスを迎えたのは、2014年でした。
当時の私は知識がなく、イギリスのクリスマスも、日本のようにカップルのものだと思っていました。
初めてイギリスで迎えるクリスマス。
それまで暮らした日本や台湾、シンガポールのクリスマスより、
「きっと、ずっと素敵でロマンチックなクリスマス」になるだろうと、
少し前からワクワクしてクリスマスの予定を立てていました。
当時は、まだボーイフレンドだった夫も
「どこでどう過ごすかは任せるよ。好きにプランを立てて」と言っていたのですが・・・

クリスマス数日前に、当日は「家族で集まる」ということが判明。
しかもクリスマス当日は、お店など営業していないということもわかりました。
「国立の美術館ならやってるはず!」と(今考えると)ワケのわからない主張をしてみるも、
「いや、美術館もやってないはず」と彼の家族に言われ、調べてみたらその通り。
もう、それはそれはショックでした。
不思議なのは、なぜ彼(夫)は、そのこと(クリスマスはほとんどのお店は閉まっていること)を知らなかったのか。
聞いてみたら「若い頃、クリスマスシーズンはたいていイギリスを出て他国で過ごしていたからな」と返ってきましたが、それにしても学生の頃などの経験もあるだろうに。
で、結局その年のクリスマスはどう過ごしたか。
私は頑固になってしまい、
「どこか特別なところに行かなくてもいい。2人で過ごしたい!」
とワガママを言ってしまいました。

といっても、お店などは閉まっていて行くところもないので、ドライブすることにし、
2人の好きな場所の1つ、海辺のリゾートとして知られる「ブライトン」へ向かいました。
ブライトンは、春夏のお天気の良い日には最高の場所ですが、この日は極寒の12月25日。
ブライトンに着いて車を降りると、びゅーびゅーと海風が吹き付け、皮膚が痛いほどでした。
しかも、レストランは本当にどこも開いていません。
スタバですら営業しておらず、唯一やっていたサブウェイでコーヒーとサンドイッチを食べました。
サブウェイを出たら、もう何もすることがなく、
その足でブライトンを出て、夕方には少し遅れて家族の集まりに参加。
今思い出すと、自分でもおかしくなってしまう笑い話なのですが、
当時の私にとっては、けっこう真剣で、
ちょっとせつないクリスマスだったけど、良い思い出のひとつです。
ちなみに翌年以降、イギリスでクリスマスを過ごす時は、義理の家族と楽しい時間を過ごしています。