数日前、在宅で療養中の母から「命のスープ、作って」と頼まれました。
辰巳芳子さんの「あなたのために―いのちを支えるスープ」は、病気もなく母がまだ元気だった、ずっと前。
母自身が購入した本です。
母は、「『いつかお父さん(夫)に作る日の時のために』と思って買ったのに、まさか自分が作ってもらうことになるとは」と、つぶやいていました。

じゃがいも、にんじん、玉ねぎ、セロリ、昆布、ローリエ、梅干の種、白コショウ。
干し椎茸は在庫を切らしていたので、今回は省略。

アクを取りながら、そっと火を入れて。
香りの良いコンソメスープが、できあがりました。

スープを作ったのと同じ日。
50~60年の付き合いになる母の親友が送ってくれた甘~いスイカを、手絞りジュースにして、母に飲んでもらいました。
多めにしぼって残った分は、母の希望でゆるめのゼリーに。
嚥下(えんげ)機能が少し落ちてきているようで、その方が飲みこみやすいようです。
母はベッドで過ごす日々ですが、新鮮なスイカジュースで、夏を感じてくれたかな。
これ良いですね。辰巳さんの命のスープ。
まだ食欲は少しありますが、遅かれ早かれ落ちてくるのでその時の参考にさせてもらいます。
何でも好き嫌いなく、運動もしていたせいか
同じ年齢の人より食べていた母ですが
やはり病気には勝てませんね。
昨日は雑炊を作ってあげました。美味しかったと言っていたのでホッとしていた所です。なかなか近いとは言え離れて暮らしているので自宅介護が無理なので
そう言う時期が来たらどうしようかと今少し心配しているところです。またその時考えますが。
できあがったコンソメスープはとっても良い香りで、もちろん良いお味でした。
スープをとって余った具材は、別にホワイトソースを作ってチーズをかけて、グラタンにしていただきました。
他にもいろいろすてきなレシピが載っていたので、是非参考にしてみてください。
雑炊、おいしく食べてもらえて良かったですね!
おいしいと言ってもらえたり、気持ちが良いと言ってもらえたり、お世話していてそう言ってもらえると嬉しいですよね。