
「金箔で彩る工芸の美」
この展覧会の素敵なパンフレットにひかれて訪れたのが、いしかわ生活工芸ミュージアムです。
左下の青文字が、手書き文字なのも目を引きました。

受付で「上もご覧になりますか?」と聞かれ、「はい」と答えて入場料を支払い、上の階へ。
いしかわ生活工芸ミュージアムでは、石川の伝統工芸品36種類を見ることができます。


フレンチノットみたいな、日本刺しゅうの相良縫い(さがらぬい)。
好きなステッチのひとつです。
久しぶりに刺しゅうもやりたいな。(針を使う作業は、場所を選ぶので、ついつい編み物になってしまいます)

加賀友禅

牛首紬(うしくびつむぎ)
説明によると「釘に引っ掛けても反対に釘が抜けてしまうといわれるほどの丈夫さにあり、別名「釘抜紬」と呼ばれています」とあります。


加賀獅子頭(かがししがしら)
ギョロッとした大きな目が勇ましいですね。

和ろうそくの芯って、こんな風になっているんですね。
「安定した美しい炎が好まれる和ろうそくは、芯作りが重要です。イグサの髄を下地の和紙に巻きつけ、特殊なのりをつけた真綿で仕上げた芯はしっかりとした太さを持ち、安定した炎を作り出します。」(ミュージアムパンフレットより)

七尾和ろうそく
今回のローカル旅で、和ろうそくを目にする機会が多々あり、見ているうちに、西洋のキャンドルとは違った良さをなんとなく感じるようになりました。なんとなくですが。
イギリスの家用に買って行ってみようかな。。。
上の階の展示物を見て回りながら「これはこれで興味深いけれど、金箔はどこにあるんだろう?」と思いながら鑑賞していたのですが、2階を見終わり、1階に降りてみてわかりました。

企画展「金箔で彩る工芸の美」は、1階にありました。
しかも受付へ行くときに通り抜けていました 笑。
この「金箔で…」は、展覧会というよりはミュージアムショップの延長線上のような感じ。
パンフレットの素敵さから抱いた私の期待感が高すぎたようで、少々肩透かしでした。
ちなみに1階の「金箔で…」は入場無料だそうです。(ですよね)

そのままお散歩がてら、ぷらぷら歩いて鈴木大拙館(すずきたいせつかん)へ。
鈴木大拙という方は「金沢が生んだ仏教哲学者」だそうです。

国立工芸館の方に「中に入らずとも、外から建物だけでも見てみてください」とおススメされたので、来てみました。

工芸館の方がおっしゃる通り、モダンで素敵な建物でした。

鈴木大拙館の隣に、

松風閣庭園という日本庭園がありました。せっかくなのでこちらも拝見。

立派な錦鯉
錦鯉は、新潟県の(小千谷市と長岡市)が発祥だそうですが、海外でも人気の錦鯉は、この円安で売れ行きが良いようですね。
イギリスで車を走らせていると「KOI」の看板を時々見かけます。

緑もきれいですが、紅葉もすばらしいだろうな。

鈴木大拙館を出てホテルに戻る途中。
かなり急な坂道です。

坂の途中、金沢の街を一望できました。
坂を降りていると、近隣の高校から吹奏楽部(であろう)音が聞こえてきて、良いお散歩となりました。

金沢は、お散歩が楽しい街ですね。