北陸一人旅を終えた後、実家のある新潟へ父の顔を見に戻りました。
妻を亡くし、73歳で人生初めての1人暮らしとなった父のことが、やはり心配です。
4週間ぶりに会った父は、顔色も良く、嬉しそうに迎えてくれました。

温泉旅館に1泊するため、父の運転する車で新潟県阿賀野市にある村杉温泉へ。
10月半ば、秋晴れの気持ちの良い青空です。

1時間ほどのドライブで、村杉温泉に到着。
チェックインにはまだ早いので、車だけ旅館の駐車場に置かせてもらい、歩いて5分ほどの場所にある「うららの森」にやって来ました。

野菜や卵などの販売や、お土産物、食堂などがあり、村杉温泉に来るといつも立ち寄る場所です。

販売所の建物のそばには、大きく開けた気持ちの良い広場があります。

日差しが強く暑いくらいのお天気の中、ここでピクニックしながら、お昼にしました。
おにぎり(2種類、梅とじゃこ)、卵焼き、とりの唐揚げ、きゅうりの昆布和え、枝豆、デザートにフルーツ。
かなり簡単なお弁当ですが、秋晴れの空の下で食べると、何でもごちそうです。

実家で飼っている犬(ラブラドール)にも、お弁当を用意しました。
おにぎり2種類(無塩・かつお節)、お砂糖や塩なしの卵焼き、レタス、柿の皮。
(犬は)嬉しそうに夢中で食べてくれましたが、それを見ている父はもっと嬉しそうでした。
お弁当を食べてちょっとお散歩し、角屋旅館へ戻ってチェックイン。
2時間弱の間に、2人とも少し日焼けしたようでした。

翌朝のチェックアウト後、「薬師の清水」をいただきに、旅館裏の坂の上へ。

このお水は、近くの五頭山から湧き出ている天然の湧水です。

用意してきた大きめのペットボトル数本に入れ、持ち帰りました。

お水を汲める場所の向かいにある「薬師堂」。
かなり急な石段で「滑ったら怖いな」と、まだ登ったことはありません。

お水を汲んだ後「せっかくだからどこか寄ってから帰ろうか」となり、ヤスダヨーグルトのお店に立ち寄りました。
ヤスダヨーグルトは、新潟県産の濃厚なヨーグルトやヨーグルトドリンクで知られており、新潟県内の旅館やホテルの朝食などでいただくことも多い、新潟では人気のブランドヨーグルト屋さんです。

このお店は「Y&Y ガーデン」という、ヤスダヨーグルトの工場敷地内にオープンした新しい施設だそう。


ヨーグルトなどの販売や、サンドイッチやスイーツが食べられるカフェだけでなく、
2階はレンタルスペースにもなっているようで、近くの人には色々と使い勝手がありそうですね。

ヨーグルトを買おうとしていたら、父が買ってくれました。
ずっと家族を「守る」立場だったのが、いつの間にか「守られる」立場へと変わっていた父。
父が買ってくれたヨーグルトは、翌日から再開する一人旅に持って行きます。